
ハイライトカラーってどんなカラー?!長さ&カラー別にご紹介
髪色はその人の印象を大きく左右するポイントであるため、おしゃれに気を遣っている女性は特にこだわりたいところでしょう。
髪色を魅力的に見せるアプローチはいくつかありますが、中でもハイライトカラーの人気が高まっています。初めて美容院でオーダーする施術は、前もって頼み方のコツを押さえておくことも大切です。今回は、ハイライトカラーについての基礎知識や美容院でオーダーする際のポイントをご紹介します。
髪色における「ハイライトカラー」とは?

ハイライトは「最も明るい部分」を意味する英単語であり、ヘアカラーにおいては「髪色を部分的に明るく染めるデザインカラー」のことを指します。ベースとなっている髪色よりも明るいスジが通るようなルックスになるため、ハイライトと呼ばれるようになりました。20~40代のおしゃれ好きな女性を中心に人気を集めており、特に「ちょっと変わったヘアカラーで程よいアクセントを付けたい」「髪全体をブリーチするのは抵抗感がある」といった悩みに有効です。
ハイライトカラーには細い毛束を明るく染める定番の「シークレットハイライト」、ハイライト部分を毛先にかけてグラデーションにする「バレイヤージュ」、髪の内側だけを明るくしてさりげないアクセントを演出する「インナーハイライト」といった種類があります。カラーリングとしてはベージュ・ピンク・アッシュ・グレージュ・ハイトーン(シルバーなど)が定番ですので、初めてハイライトを入れる人は参考になるでしょう。
ハイライトカラーは髪の暗い部分と明るい部分でメリハリが付くため、「ボリューム感や立体感を演出できる」というメリットがあります。特に髪が大人しい印象になりやすい猫っ毛タイプの人にとっては、手軽にアクセントを効かせる有用なアプローチであると言えるでしょう。動きを付けるための毛量が限られているショートヘアーや元から動きのあるカールスタイルとも相性が良いです。

また、ハイライトカラーは部分的なカラーリングであることから「派手目の色でも使いやすい」のもメリットとなります。一般的なヘアカラーだと浮いてしまうような色でも、ハイライトカラーであれば違和感なく溶け込むことが多いですので、自分の個性を十二分に活かせるでしょう。他にも「髪が伸びても境目が目立たない」「髪が傷みにくい」「白髪が目立たない」といったメリットが挙げられます。
イメージ通りにハイライトカラーを入れてもらうためのオーダー方法
ハイライトカラーはデザイン性の高い施術であるため、イメージ通りに仕上げてもらうためには一般的なヘアカラーをオーダーする時よりも細かく要望を伝えることが大切です。そのためには、まず希望するハイライトカラーについて「太さ」「量」「ベースの髪色」「ハイライトの色」の4点を具体的に固めておきましょう。基本的にはハイライトの面積が多いほどインパクトが強く、少ないほどさりげないアクセントとして機能するようになります。色味に関しては「同系色でまとめる」「双方のトーンに極端な差を付けない」という2つのポイントを押さえておけば、失敗のリスクを抑えられるでしょう。カラーリングのバランスが上手くイメージできない場合は、遠慮なく担当の美容師に相談することをおすすめします。
ハイライトカラーにおいては「ブリーチを入れるか否か」も大きなポイントになります。ハイライトカラーでは色を入れる細い毛束部分にブリーチ処理を施すのが一般的ですが、髪の状態や仕上がりイメージによってはブリーチを入れないパターンもあります。ブリーチを入れない方法だとナチュラルで落ち着きのある雰囲気に仕上がり、髪へのダメージが最小限に抑えられます。自分の髪質・髪の状態・インパクトやアクセントをどの程度付けたいのかを把握した上でオーダーするようにしましょう。また、髪の長さやヘアスタイルの形によっても適切なハイライトの入れ方が異なります。施術にもそれなりの技術と経験が求められるため、自分の髪を熟知している行きつけの美容室に限らず、ハイライトカラーが得意な美容室にも視野を広げてみるのがおすすめです。

髪の長さ別に見るおすすめのハイライトカラー
毛量が少なく軽やかな印象のベリーショートには、比較的コントラストが分かりやすいハイライトカラーがおすすめです。例えば、ブラウン系のベースカラーにはベージュ、黒系のベースカラーならシルバーなどが良く映えます。髪全体の面積が少ないため、ハイライトの太さを極細にするとバランスが取りやすくなるでしょう。

短めの長さながらも丸みがある可愛らしさが魅力のショートボブなら、落ち着いた印象で明る過ぎないハイライトカラーがよくマッチします。ショートボブはその丸みから暗い髪色だけだとやや重い印象になりがちですが、ベースカラーよりも少し明るめのハイライトカラーを差し込むことで動きが出て軽やかになるでしょう。暗めのレッドやグレーをバレイヤージュで入れるのがおすすめです。


ミディアムヘアの長さはカラーリングによる質感の違いが顕著に表れやすいため、派手な色をハイライトカラーに差し込むとそれだけで全体のバランスが大きく変わってしまいます。ヘアスタイルとのバランスを取るという意味では、ベースカラーよりも少しだけ明るい色を細く入れるのがおすすめです。ナチュラル感を大切にしながら、ハイライトカラーのアクセントを上手く使ってふんわりした印象に仕上げましょう。

毛量が多くハイライトカラーの入れ方にもバリエーションが持てるのがロングヘアーです。ロングはヘアスタイルそのものの形で周りと差別化するのがやや難しいため、ハイライトカラーで個性を演出してみましょう。ロングヘアーらしい美しさを重視したい場合は暗めのベージュやブラウン系のナチュラルカラーを、デザイン性を高めておしゃれを楽しみたい場合は明るめのベージュやピンク系がおすすめです。


ハイライトカラーごとの仕上がりイメージ
暖色系の代表格であるレッド系のハイライトカラーは日本人が持つ髪の赤みに馴染みやすいため、キレイに色を入れたい人におすすめです。髪質によってはブリーチなしでも十分に色が入りますので、髪へのダメージを気にする場合も有効な選択肢になります。レッドと言っても派手過ぎず、柔らかい印象に仕上がることが可能です。

グレーとベージュの良いところを掛け合わせたのがグレージュと呼ばれるカラーです。透明感と優しい柔らかさを兼ね備えたグレージュは幅広いヘアスタイルにおすすめですが、「髪質が硬い」「顔が暗く見えがち」といった悩みの解消に効果が期待できます。ナチュラルな質感を保ちつつハイライトカラーでアクセントを付けたい場合は選択肢に入れてみましょう。


寒色系の人気カラーであるアッシュ系のハイライトは適度な明るさを持ちつつも、全体の印象をクールにまとめてくれるのが大きな特徴です。日本人特有とされている髪の赤みを抑えてくれるため、ブルベの肌色や硬めの髪質によくマッチします。ボーイッシュなファッションが好きな女性におすすめと言えるでしょう。
ピンク系のハイライトカラーは華やかかつ柔らかい印象に仕上がりますので、「可愛らしいヘアスタイルを好む人」に向いています。ツヤっぽい質感の表現が得意ですから、「髪質がパサつきやすい」という悩みを持つ人にもおすすめです。明るさの微調整も可能で、赤み・青み・黄みのバランスで様々な表情を見せてくれます。
アッシュ系とよく似たシルバー系ですが、シルバー系はハイトーンな寒色に分類されるため、全体の印象を明るく仕上げてくれます。そのため、クールでかっこ良い活発な女性を演出したい人におすすめです。色を長持ちさせるためには自宅でのケアが重要になりますので留意しておきましょう。
髪全体を染めるにはやや派手なブルー・グリーン系でも、ハイライトカラーなら適度なアクセントとして差し込むことができます。暗めのトーンに仕上げるとミステリアスな印象を演出できますので、おしゃれで個性的なヘアスタイルにチャレンジしてみたい人におすすめのカラーリングです。明るいトーンにしたい場合は襟足・サイド・インナーカラーなど部分的に色を入れると良いでしょう。
ハイライト Q&A
Q.ハイライトカラーとブリーチの違いは何ですか?
ハイライトカラーは、髪の一部分を明るくするカラー技法で、立体感や動きを演出したり、アクセントをつけられます。ブリーチは髪の色素を抜く施術で、全体を明るくすることで淡いハイトーンカラーや、鮮やかなカラーを入れる際に使います。ダメージの程度も異なります
Q.ハイライトカラーは何ヶ月おきに染め直せばいいですか?
約2〜3ヶ月おきの染め直しがおすすめです。根元が伸びてもなじみやすいため、頻繁なメンテナンスは不要ですが、色落ちや黄ばみが気になる場合は、トナーやカラーシャンプーでケアすると美しさを保てます。
Q.ハイライトの欠点は何ですか?
ハイライトの欠点は、ブリーチを使う場合が多く、髪へのダメージが避けられないことです。また、時間が経つと色落ちしやすく、黄ばみが出ることもあります。定期的なケアやカラーシャンプーでのメンテナンスが必要です。
Q.ハイライトカラーは何日くらい持ちますか?
ハイライトを入れる際の薬剤や、ハイライト以外の状態によって変わります。ハイライト部分とベース部分の明度差が少ないほど目立たなくなってきます。明度差が多ければ目立つ状態は長持ちします。ハイライト部分が明るいほど色落ちは早くなるので、カラーシャンプーを使うと色落ちを遅らせることができます。
Q.ハイライトはブリーチなしでできますか?
ハイライトはブリーチなしでもできます。ブリーチを使わないため髪を明るくするためにはカラー剤を使用します。ブリーチなしの場合、自然な色味のハイライトや、明るさが少し控えめな仕上がりになります。髪へのダメージも少なく、柔らかな印象に仕上がります。
Q.ハイライトはどれくらいで色落ちしますか?
ハイライトの色落ちは通常、1〜3週間で始まりますが、髪のダメージ具合やシャンプー頻度、使用したカラー剤によって異なります。ブリーチを使った場合、色落ちが早い傾向があり、色の鮮やかさを保つためには定期的なメンテナンスが必要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ハイライトカラーについていろいろと解説をしました。
ハイライトカラーについてなんとなくでもイメージがついてくれると嬉しいです。
アクセスムーンではハイライトカラーはもちろん、いろいろなカラーリングを得意としています。お近くのアクセスムーンまでお気軽にお問合せください。
また、インスタグラムやスタッフブログではこれまでの施術のビフォアアフターを公開しています。
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