【完全版】髪質改善トリートメントとは？！ 縮毛矯正との違い
「傷んだ髪を補修したい」「クセ毛を治したい」など、自分の髪について悩み抱えている方は多いのではないでしょうか。
ヘアケアのアプローチにも色々ありますが、中でも髪質改善トリートメントの人気が高まっています。髪質改善トリートメントのメリットを最大化させるためには、施術を受ける前に予備知識を身に付けておくことが大切です。今回は、髪質改善トリートメントの基本的な知識と縮毛矯正との違いについて解説します。
髪質改善トリートメントの概要
まずは、髪質改善トリートメントがどのようなものなのかをご紹介します。
施術について
髪質改善トリートメントは薬剤による化学反応を利用して、髪の毛の内側から髪質を改善するというヘアケア手法です。ダメージを受けた髪の毛の補修やクセ毛の改善など、髪の毛が持つ問題をバランス良く解決する効果が期待されています。細かい施術内容はサロンや髪質によって若干異なりますが、一般的には専用シャンプー→水分補給→油分・ケラチンの補給→キューティクル整形→ブロー・アイロンといったプロセスで施術が進みます。
サロンでの施術時間は2時間前後、費用相場は1～2万円。効果の継続期間は1～2ヶ月程度ですから、2ヶ月に1回程度コンスタントに施術を受けるのがベストと言えるでしょう。
トリートメントの種類と特徴
髪質改善トリートメントにもいくつかの種類があり、主流となっているのは「酸熱トリートメント」と「システムトリートメント」、「水素トリートメント」の3つです。酸熱トリートメントは薬剤とアイロンの熱を加えることで化学反応を起こし、髪の毛の内部に新たな結合を生み出します。その結果、髪の毛にハリとコシが出て健康的な状態になります。髪の毛が持つ強さが引き出されるため、広がり・うねり・クセ毛の改善にも効果が期待できます。
サブリミックトリートメントは酸熱トリートメントになります。
システムトリートメントは、お客様の悩みや髪質に合わせて、複数のトリートメントをカスタマイズし、髪のダメージやお悩みを改善していくトリートメントのことです。ミルボンのAujuaシリーズやWELLAシステムが有名です。
水素トリートメントは、水素の力でトリートメントの補修成分を髪の毛に浸透させることが目的です。髪の老化を進める原因となる活性酸素が水素と結び付いて除去されるため、パサ付きが改善されてツヤのあるしっとりヘアーに生まれ変わります。
アクセスムーンではサブリミックトリートメントとAujuaトリートメントをご提供しております。（店舗により取り扱いが異なりますのでお問い合わせください）
効果を長続きさせるには
前述したように、髪質改善トリートメントの効果は1～2ヶ月程度と言われていますが、どれだけ長く効果を持続できるかは普段のヘアケアによる部分も大きいです。せっかく受けた髪質改善トリートメントの効果を長続きさせるために、次の3点に注意しましょう。
シャンプー選び
髪質改善トリートメントの効果を長続きさせるためには、髪の毛や頭皮への刺激を抑えるのが効果的です。1日の汚れを洗い流すシャンプーは洗浄力と引き換えに刺激が強めになっているものもありますので、心当たりのある人は使用するシャンプーを見直してみましょう。おすすめの低刺激シャンプーはアミノ酸系やアルコールフリーの製品です。また、爪や指でゴシゴシ擦るように洗うのも過度な刺激になりますので、洗い方にも気を付けましょう。
トリートメント選び
髪質改善トリートメントの施術を受けた後は、洗い流さないタイプのトリートメントを使用するのもおすすめです。洗い流さないトリートメントは外気や熱によるダメージから髪の毛を守る効果が高く、水分やたんぱく質をキープする働きがあります。一般的にヘアクリーム・ヘアオイルと呼ばれる製品がこのタイプに該当しますので、自分の髪質に合ったものを美容師さんに相談してみると良いでしょう。
ドライヤーの使い方
髪の毛に熱風を当てて乾かすドライヤーは、多かれ少なかれ髪の毛にダメージを与えてしまいます。この熱ダメージを最小限に抑えることも、髪質改善トリートメントの効果を延ばすことに繋がりますので留意しておきましょう。ドライヤーは使用する製品にこだわるよりも、使い方に気を付けるのが効果的です。お風呂上りには、まずタオルドライで余分な水分をしっかり拭き取りましょう。タオルドライを丁寧に行うことでドライヤーをかける時間を短くすることができるため、結果的に髪の毛へのダメージ軽減に繋がります。前述した洗い流さないトリートメントは、タオルドライの直後に使用しましょう。
ドライヤーをかける際のポイントは「乾かし過ぎない」ということです。ドライヤーで水分を飛ばし切ると本来必要な水分まで失われてしまい、髪の毛がパサつく原因になります。12～13％程度水分を残すのがベストとされていますので、「まだちょっとだけ湿っぽいかな？」くらいを目安にドライヤーを切り上げましょう。なお、髪の毛は毛先ほど水分量が少なく乾きやすいという性質があるため、根元はしっかりめ・毛先は軽めのドライを心がけましょう。
他のヘアケアとの違い
髪質改善トリートメントが他のヘアケアと違う点は次の通りです。
一般的なトリートメントとの違い
一般的なトリートメントは、基本的に髪の毛の「外側」からケアすることが目的となっています。表面的なパサつきダメージ補修には長けていますが、髪質を根本的に変えるものではありません。髪質改善トリートメントは髪の毛の「内側」から水分補給や結合促進を行うため、一般的なトリートメントとはアプローチが異なります。
縮毛矯正との違い
ストレートヘアを手に入れたい人にとって、縮毛矯正は心強い味方と言えるでしょう。縮毛矯正では髪の毛内部の結合を意図的に一度断ち切り、アイロンの熱によってクセのない状態で再度結合させるというプロセスを踏みます。髪の毛の形を整えるという意味では大きな効果が期待できますが、基本的にダメージケアの効果はありません。髪の毛内部の結合を修復するのが髪質改善トリートメント、意図した形に変えるのが縮毛矯正です。
髪質改善でここまで変わる
Before&After動画のようにサブリミックやシステムトリートメントを使うことでこんなにもきれいな髪、自分本来の髪にすることができます。
髪質改善に使いたいアイテム6選
美しい髪へ、おすすめの髪質改善アイテムを6商品選びました。
アクアインテンシブマスクW
ダメージで弱くなった髪の形状を補正しながら髪内部の密度を高め芯から強くなめらかな髪を持続させてくれます。
<使い方>
・シャンプー後、軽く水気をきり、適量を髪全体になじませてから3～5分程度放置し、その後よくすすぎます。
・週に1～2回のご使用をおすすめします。
アデノバイタルマスク
髪内部を美容成分で満たしてダメージを集中補修しながら芯から弾力とボリュームを感じる髪に整えます。
<使い方>
・シャンプー後、軽く水気をきり、適量を髪全体になじませてから3～5分程度放置し、その後よくすすぎます。
・週に1～2回のご使用をおすすめします。
エアリーフロー マスク
ヘアアイロンの熱を利用して、くせやうねりのある髪の形状を補修。 ふんわりとしたまとまりのある髪を湿気から守って持続。
<使い方>
・シャンプー後、軽く水気をきり、適量を髪全体になじませてから3～5分程度放置し、その後よくすすぎます。
・週に1～2回のご使用をおすすめします。
エアリーフロー リファイリングフリュイド
ヘアアイロンの熱や乾燥などのダメージから髪を守りながら、やわらかく軽やかなまとまりのある髪に整えるヘア用乳液。洗い流さないトリートメントです。
<使い方>
・タオルドライ後の状態で手のひらに適量をとり、毛先を中心に髪全体に塗布し、なじませます。
・乾いた髪にもお使いいただけます。
エアリーフローシアーオイル
熱や乾燥などのダメージから髪を守りながら、ヘアアイロンで整えた髪の形状やサラサラの仕上がりを長時間持続させるヘアオイルです。
ドライヤーの前後にワンプッシュで変わったことがわかります。
＜使い方＞
・ドライタオル後、適量を取り手のひら全体に広げます。
・毛先から髪全体へなじませます。
・髪を乾かした後にヘアアイロンで熱をあてます
ワンダーシールド
紫外線や湿気、熱、においなど様々な日常生活のストレスから髪を守ります。
シールドに含まれる細かな成分が毛髪全体に付着して高分子膜を形成。外的ストレスの内部への侵入を防ぎます。
<使い方>
・毛髪全体にプッシュ、髪全体になじませます。
・ドライヤーやヘアアイロンの熱により成分が反応してシールドを形成します。
まとめ
髪質改善トリートメントの種類や効果、どんな仕組みなのか、その後のケアアイテム等を紹介しました。
いつまでもきれいな髪でいたいとはだれでも思うもの。あなたの美髪ライフにこの記事が役立つとうれしいです。
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